踵がしっかりしたシューズは何故おススメなのか。
前回より少し詳しくお話しします。
「シューズの真ん中に乗ることができる」からです。
小指側でもなく、親指側でもない。真ん中です。
姿勢保持に余計な力を使わないのです。
怪我、故障のリスクが激減します。
そして、履く時には足の甲(中足部)のホールドをしっかり取ります。
土踏まず部分にシューズ内側をぴったりと沿わせ、
締め付け過ぎないよう、緩まないよう靴紐で適度にきつめに締めます。
踵と足の甲をシューズでガッチリ、ホールドするのです。
するとどうなるか。
腿の内側にある内転筋群に刺激が入ります。
この部分は所謂「メインエンジン」ではありませんが、
「補助エンジン」の役割を持っています。
ここが使えるようになれば、レース後半などで垂れ難くなります。
メインの筋肉とのハイブリッド効果が期待できるのです。
更に。腰が落ちにくくなります。「姿勢の保持」がしやすくなります。
この内転筋群を作る(鍛えるという言い方はちょっと違うと思うので)と
体幹が使えるようになります。
つまり「軸」が狂いにくくなるのです。
全てのスポーツ動作において、「軸が狂わない」ということは
効率的に動ける、ということなのです。
踵がしっかりした、足にジャストフィットしたシューズで
トレーニングすれば、それらが身につくのです。
踵がしっかりしたシューズを選び、ちゃんと履くだけです。
どんなスポーツでも効果があります。
スポーツをやっている、身のこなしを軽くしたい、
身体のバランスを何とかしたい。これらの人にとって、
この要素を選ばない理由があるでしょうか。
ミッドソールもアッパーも硬めならもっと理想的です。
いずれにせよ「足のサイズにピッタリ」なのは必須条件!ですが。