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シューズの安定性

ランニングシューズのカタログを見ると、様々な機能の説明があります。
その中で「安定性」という言葉を目にした方も多いと思います。

 

シューズの「安定性」?

専門用語で言うと「モーションコントロール性」となりますか。

ますます何のこっちゃ分かりませんね。

 

「足の動きを制御する性能」のことなのです。

 

ランニングシューズの中でも特に、トレーニングに使うものには
「モーションコントロール性」が重要になってきます。

 

ランニングシューズを裏返してみると、土踏まずの辺りに
プラスチック製の補強がついていることに気がつきます。

 

これは、ランニング時に足が行う「あおり動作」を制御する役目を持っています。
これによって内転筋群や腹筋等に刺激が入り、使える状態にできるのです。
これが所謂「アップ」(ウォーミングアップ)の効果です。

 

ところが、シューズの中には造りがいい加減で補強の効果がない、
見てくれだけのものがあります。

これでは足の動きをコントロールできずに使いやすい筋肉ばかり使ってしまい、
トレーニング効果が半減してしまいます。
柔らかいシューズは脳にもストレスを感じさせないので
脳も怠けて、指令を出しやすい、力の出しやすい筋肉ばかりを使おうとします。

 

しかしそもそもトレーニングというのは楽をするために行うのではありませんよね?
「柔らかくて走りやすいっスよ~」という販売員の言葉を鵜呑みにせず、
自分で手に取って、試着して、目的に合ったシューズを選んで下さいね。

 

まずは両手でシューズの爪先と踵を持って、グニャッと曲げてみて下さい。
簡単に曲がるものは×。

更に捻ってみて下さい。雑巾絞りの要領です。
簡単に捻ることが出来るものは×。

 

シューズ購入の際、是非様々なシューズで試して比べてみて下さい。
割と柔らかいものばかりであることにも気がつきますが・・・。