しゃがめない子供が増えているようです。
先日も小学校の先生が仰っていました。
和式トイレが激減したからだとか、
畳の上での生活をしなくなったからだとか、色々言われているようです。
確かに、以前はそういった「しゃがむ動作」が、日常の中にありましたね。
当店での「ランニング」や「自転車」の学校の時には、
生徒さんにはまず「しゃがめますか?」と訊き、やっていただきます。
大人の方でも割と苦戦していらっしゃいます。
これが出来ないと速く走れないばかりか、怪我、故障の原因にもなります。
全てのスポーツに共通です。
股関節、足首の柔軟性、腰や肩回りとの連動など、
「しゃがむ」動作にも色々な要素が絡んでいるのですが、
やはりメインは足首、そして股関節でしょうね。
身体のパフォーマンスを向上させるために、
この足首と股関節の柔軟性を上げることは必須条件と言えるでしょう。
まずはしゃがみ込みできるか、皆さんでやってみることをおススメします。
なるべく広い場所で。ひっくり返って怪我しないで下さいね。
足を肩幅か少し広めに開いて立ちアゴを引きます。
「膝と爪先の方向は同じ」まま(爪先だけ開かないように!)、
「決して踵を浮かせず」に、しゃがんでみて下さい。
足腰の悪い人は無理しないで下さいね。
1.普通にしゃがむ
2.手を前に伸ばしてしゃがむ
3.腕を横に、胸を広げてしゃがむ
4.手を後ろに組み、両肩を引き胸を広げてしゃがむ
1から順番にやってみると、特定の筋肉が張って動けなくなり、
しゃがめない場合があります。
例えば胸のあたりや肩回り等の張ってしまう筋肉、
そこが硬くなって動きを制限してしまっている場所です。
ストレッチして、柔らかくほぐしてみて下さい。
足首と股関節は、お風呂に入った時に手で回してみるとか
風呂上りで大股アキレス腱伸ばしや、しゃがみ込んで膝を抱えるストレッチなどが
良いかなと思います。背中は「真っすぐでキープ」ですよ。
お風呂上りのストレッチは効きます。毎日5分、続けてやってみましょう。
まずは、足首と股関節。
このふたつの柔軟性向上が、身体のパフォーマンスアップの鍵のひとつですよ~。