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インソールの力

学生時代の部活動で、ワタクシはよく足首を捻挫していました。

 

当時の顧問の先生は所謂スポ根丸出しの人で、
捻挫で足を引きずるワタクシを「怠けるな!」と叱り、
休ませてくれませんでした。

 

結果、足周りの靭帯は治りきらずに「ゆるゆる」の状態。

 

最近ではスポーツにも科学が取り入れられて、
怪我をしたままトレーニングさせることなど無くなって
きているのではないかなと思われます。
当たり前ですが、無理してトレーニングしても効果が上がらないからです。

 

大人になったワタクシ、身体を動かすのは好きなので
ランニングやバイク(自転車)を始めます。

 

フォームなどは自己流。
がむしゃらに走って、息も荒く心臓はバクバク。足首はヨレヨレ。
汗まみれになって「ああ、オレ頑張ってるなぁ」と自己満足。

 

しかしある日、交通事故に遭います。
すっかり思うように動かなくなった足を引きずりながらリハビリ。

 

そうなって、初めて「フォーム(姿勢)」を意識しました。
歩く時も走る時もフォームを崩さないように、無駄な動きをしない様に。
トレーナーの下で習い始めます。

 

そんな時、あるお店でカスタムインソールを作ってもらいました。
それをシューズに入れて走った時の驚きは今でも覚えています。

 

足が、前に真っすぐ「スッ」と出るのです。
更に走っていると、お尻の筋肉を使っていることに気がつきます。

 

何だか、膝も腰も重くない。
着地の時、足首の「グニャッ」とした頼りない感じもなくなってる。

こうなると、目の前の景色も変わって見えてきます。

 

その感動は、今でも続いています。

インソールには、フォームを良くする「力」がありますよ。