お客様から「フィッテイングをやり直してフィーリングが改善した。
今履いているシューズサイズが大きいということは分かったが、しかし捨てるには
忍びない。どうしたらいいか」と相談されます。
確かに、せっかく買ったシューズを捨てるのは勿体ないですよね。
かと言って、もうダブダブのフィーリングには戻れないし。。。
ブログでも、大きめサイズのシューズを履くことでの弊害についてお話してきました。
大きめのシューズでフィッティングを無理矢理しようとすると、
どうしてもシューレース（靴ひも）が締まり過ぎて足の甲の部分を圧迫し、
血流や神経に悪影響が出ます。
シューレース自体の収縮も行われず、本来の機能が働きません。
シューホールの左右間がある程度開いていればシューレースが持つ収縮機能で、
足をしっかりとホールドしながらも足の甲への過剰な圧迫が避けられます。
そこで、限定的ではありますが大きめシューズのフィッテイング対策方法です。
まず、シューズに入っているインソール（中敷き）を抜き取って下さい。
それを段ボールの上に置いて鉛筆などで形をなぞり、それをハサミなどで
切り抜いてインソールの下に重ね合わせ、再びシューズに戻します。
段ボールの「目」は横方向で作ると足の動きを邪魔しないのでいいですよ。
これだけです。つまり、段ボール紙でインソールを作って重ねるということです。
若干、底上げされるのでフィット感は向上します。
「限定的」と申し上げたのは、あまりにも大きいサイズのシューズでは
この方法でもフィット感向上は望めないからです。
効果が期待できるのはあくまで１サイズ大きい程度です。
段ボールを何枚か重ねてみてもよいのですがそれも２枚程度が限度でしょう。
それ以上だとカカトのフィット感や接地感などが変わってしまう可能性もあります。。。
方法は簡単なので少し大きく感じているシューズをお持ちなら、試してみて下さいね～。
段ボールはタダ同然で入手できるでしょうから、それでフィット感が良くなれば
お得ですよ～。湿気も吸ってくれますし、ヘタったら気軽に交換できますし。