師走です。今年も残すところひと月を切りましたね。
何となく気ぜわしい時期ですが、だからこそ安全には気をつけて行動しましょう。
今朝クルマで店に向かう途中のお話です。
ワタクシの前方、左側の歩道を走っていた自転車が、突然車道に降りてきました。
目前の交差点を、横断歩道を使わずに車道を使って渡ろうとしたようです。
その直後を走っていたクルマは急ブレーキと右回避。右車線のクルマも慌てて回避。
危ない状況でしたが、何とか事故は起こらずに済みました。
問題は、その自転車乗りが「後方の安全確認を全くしていなかった」という点です。
歩行者、自転車、バイク、自動車。共に道路を使うものとして、互いに安全確認の上で
行動するのが「最低限」求められることであるとワタクシは考えます。
歩行者、自転車は「交通弱者」と呼ばれており、オートバイや自動車はこれらの安全を
守る義務があります。
だからかもしれませんが、歩行者、自転車乗りの中には「轢けるものなら轢いてみろ」とばかりに、挑戦的な行動する人も存在します。
本当に轢かれてしまったら、どうなるか解っているのでしょうか?
生身の人間は、クルマには絶対勝てません。
仮に、幸い命は助かり、相手の自動車の過失が大きいと判断されて、多額の賠償金が
支払われたとしましょう。
でも轢かれた人は、首から下が全く動かなくなっていた、という状況になったとしたら。
きっとその人は、「金なんかどうでもいい、身体を元に戻してくれ!」
そう思うに違いないのです。
でもそうなってしまっては、現代の医学では元の身体に戻ることはできません。
その時に後悔しても遅いのです。
「あの時にちゃんと確認していれば」「あそこで止まっていれば」
何を今さら。もう、手遅れです。
自動車にしろ、歩行者にしろ「なぜこんな危ない行動をするのだろう」という人は確かにいます。社会の許容力に胡坐をかいた、甘えた人です。
ここ金沢でも毎日のように遭遇します。
そのような人は、たまたま事故に遭わないだけ。それを真似してはならない。
もっとも愚かな行動です。
交通事故は、本当に身近に存在します。貴方がご家族やご友人と共にいられるのは
奇跡かもしれない。
法律や規則で縛り上げても事故は減りません。結局大切なのは人の心です。
ご自分を、ご家族を、ご友人を悲しませないために、どう行動するか。
賢明な貴方なら、分かっていただけると信じます。