ランナーの方なら足に「マメ」「タコ」をこさえたことがあるのではないでしょうか。
「マメ」はシューズ内で足の皮膚に摩擦によって発生した熱がこもりできる水膨れです。
大きめサイズのシューズを履けば、当然シューズの中で足が動き、シューズの中で擦れが起こります。
カカトや指の側面などにできる「靴擦れ」もそうです。
靴擦れはサイズ選定が若干大きめなシューズで起きやすく、「惜しい!もうちょっとタイトにしたいフィット感」レベルで起きやすいと考えられます。
他には、怪我や痛みを庇いランニングを続けた結果、動きの悪い方の足がブレーキとなり
シューズ内で摩擦が起き、「マメ」が発生するケースもあります。
この場合ランニングを中止し治療することも大事ですし、ストライド(歩幅)を小さくしてピッチ(接地のテンポ)を上げ、接地時間を短くすることも有効です。
そして「タコ」。「マメ」はシューズ内の摩擦が原因ですが、「タコ」は圧迫刺激を受け続けることで発生します。
皮膚が圧迫を受け続けた結果、その刺激に負けないよう角質が厚くなっていきます。
ランナーの場合、代表的なのは小指外側や、足裏の拇趾球より内側辺りにできる「タコ」でしょうか。
小指にできる場合ですが、原因のひとつとしては人間の歩行の過程で「あおり動作」があるためと言えます。
この動きがあるから人間は上下動の少ない歩行が可能になるのですが、身体が疲れてくると「あおり動作」つまり足部の外側への倒れ込み動作の幅が大きくなっていきます。
その結果、シューズの中で小指が圧迫を受け、それが続くと「タコ」が発生することがあるのです。これはシューズの履き方を見直すことで改善されることがあります。
足裏にできる「タコ」の場合は、シューズの幅が足よりも大き過ぎ、指の付け根の横アーチ部分が落ちてしまった結果、着地などの衝撃を受け続け、その部分の皮膚が厚くなっていくと考えられます。
シューズで見ると、「タコ」ができる原因としては大きめサイズ、特に幅が広すぎるものをルーズに履いていることによるものが多く見受けられます。
「マメ」と「タコ」、どちらの場合も取るべき対策はひとつ。
「足のサイズにピッタリ合ったシューズ」を「きちんと履く」。
まずはこれですよ~。