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トレーニング以前の問題

10月に入り、ようやく涼しくなってきましたね。スポーツの秋です。

ここ金沢も、連日ランナーやサイクリストが汗を流しています。

 

しかし少し気になることがあります。

 

練習するのはいいのですが、その最中に交通ルールを守らない方が見受けられるのです。

 

レースなどが近づいているのでトレーニングに打ち込みたい気持ちはわかりますが、

公道を使っている以上、社会規範に則って行動すべきです。

 

赤信号なのに交差点を渡ってしまう。「安全確認した上だ」と仰るかもしれません。

しかしその理屈が通るなら、クルマもそうしてよいのでしょうか?

 

歩行者だから、ランナーだからと、甘えていませんか?

 

自転車だから、大目に見てもらえると思っていますか?

 

自分ひとりくらい、と思ってはいませんか?

 

歩道をフラフラ、どっちに行くかわからないような走り方をしていませんか?

 

その行動が、自分自身の行動範囲を狭める結果となるかもしれません。

ランニング禁止、自転車禁止の旗が立つかもしれません。

そうなってからでは、元の環境に戻すのはとても難しいのです。

 

夕暮れの小さな交差点で、赤信号を無視して渡る大人たちがいる中、

部活帰りの高校生が信号を守って止まっていました。

その二人の姿はすごくカッコよかった。

思わず彼らを褒めたらキョトンとされてしまいましたが。

 

当たり前のことですが、どんな時でも思いやりの心を持ち社会規範を守り行動すること。

それを当たり前にできる人はスマートでカッコいいと思います。

その貴方の行動は、愛する人に胸を張って見せることができますか?

 

周りの人々に憧れの目で見られることが、貴方のスポーツ環境をよりよくすることにも

繋がります。競技力だけ持っていても、普段からルールを守れない人は尊敬されません。

 

「ランニングしている人って素敵だなぁ」

「自転車乗りって爽やかだね」

 

などなど、貴方に憧れてスポーツを始める人がいるかもしれません。

どうせなら、ポジティブな方向で周りに影響を与えたいですよね。

 

赤信号に捕まったら、それはそれでチャンス!

そこでストレッチ、姿勢の確認などすればいいのです。

止まれば心拍も上がりますからスロー・インターバルの効果もありますよ~。

「モノは考えよう」です。