シューズ売り場に行くと、ものすごい数のシューズが貴方を迎えてくれます。
その中で、自分に合ったシューズを見つけなければいけません。
「あー、めんどくさい。誰かオススメなのをパッと出してくれないかなぁ」
ごもっともですが、なかなか難しい注文です。
使用目的や足のサイズ、足の形、予算・・・皆さんバラバラですから。
全部スタッフにおまかせだと、下手すればとんでもないシューズを買わされる羽目になるかもしれません!
今回は、トレーニングタイプのシューズを選ぶポイントをいくつかご紹介します。
まず、カカトの補強(ヒールカウンター、ヒールカップ)がしっかり入っているか確かめましょう。
カカト部分はシューズの「基本」です。ここが足と合っていないと、サイズ、フィッティングなど全ての基準が
狂ってしまいます。
特に現代日本人の踵の骨は小さいので、ヒールカウンターが弱いとシューズの中で足が動いてしまうのです。
シューズの中で足が動けば、
! 足とシューズとの摩擦でマメ・靴擦れの原因になります。
! 足の甲に負担がかかり、そこが痛くなります。
! バランスが取りにくくなるので、腰まわりの筋肉に「余計な力」が入ってしまいます。
! 足がシューズの中で動くのを止めるため足の指で踏ん張ってしまい、黒爪の原因になります。
・・・あー自分だ、なんて方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そのヒールカウンター(ヒールカップ)がしっかりしているかどうか、他のシューズと比較しながら手で触って
確かめてください。
硬さ、高さ、幅など形状はどうか。メーカーによっても、シューズによっても違いがあることがわかるでしょう。
次に、「履き口」(足を入れる口)を確認して、比べてみて下さい。
ヒールカウンターがダメなシューズはそのサポート力が弱いので、履き口がだらしない感じで広がっています。
シューズを上から見て、履き口が「狭ッ!」っと思えるモノはカカトをしっかりサポートしてくれる期待度高!
です。
・・・中には履き口周りのパッドを厚めにして誤魔化しているシューズもありますのでご注意を。
パッドは使い込むとヘタりますから。
トレーニングシューズは様々なトレーニング種目の中で、一番長く履いているベーシックなシューズです。
アップ、ジョグなど、比較的ゆっくりのスピードで、バランスを身体に確認させながら行う種目を
安定して行えるよう、しっかりしたトレーニングシューズで足元を固めること。
それがケガ・故障なくトレーニング効果を上げるために、とても大切なんですよ~!