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身体の「ブレーキ」を外す

一生懸命走っているのに、疲れるだけで前に進まない・・・。

ランニングフォームや視線などを意識しているつもりなのに、却ってブレーキが掛かってしまうことがあります。

 

その「ブレーキ」を外す方法をひとつ、ご提案しますね。

 

考え方は、普段使っていない筋肉を刺激し使える筋肉に変え、現在過剰に使用している筋肉の負担を減らします。

これにより偏った身体のバランスを真ん中に戻し、よりたくさんの筋肉を使って運動できるようにしていきます。

 

具体的な方法として、当店のスクールでおススメしている練習のひとつ「ラインウォーク」をご紹介します。

これは一本の線の上をゆっくり歩くというトレーニングです。行うにあたり、いくつかポイントがあります。

 

練習前に「5分間」行って下さい。朝出かける前でもOKです。効果は一日持続します。

十分な効果を得るために、シューズはジャストサイズを正しい履き方で。

室内で行う場合は裸足がオススメです。家具などにぶつからないよう気をつけて。ふらつく方は近くに壁などが

あると良いでしょう。

 

では、やってみましょうか。

 

膝と爪先は同じく前(進行方向)に向けます。

猫背や前かがみにならないよう、できるだけ視線を前方に。身体の真下に足を着くようにしましょう

(これ大事)。

できるだけ「ゆっくり」歩きます。膝を5秒かけて挙げ、一旦動きを止めて、5秒かけて降ろしていきます。

できる人はおへその高さまで膝を挙げます。

歩幅はできるだけ狭く。よりトレーニング効果が期待できます。降ろした足のカカトが後ろ足の爪先に付くくらいでOK。

 

 

期待できる効果としては・・・

 

使いにくい筋肉、内転筋群や下腹筋(おへそから下)等に刺激が入ります。これらは骨盤を安定させます。

使っていない筋肉を使う事で、脳にそれらが使える事を学習させます。これにより出力の大きな使いやすい筋肉の負担を軽減できます。

脳にとって「使える筋肉」のレパートリーを増やす事で、使う筋肉の偏りを減らすことができます。それにより、身体を本来のバランス位置に戻すことができるので運動効率が上がります。

さらに、その状態を保つことで疲れずに長い距離をより速く走れる身体作りが可能となります。

 

 

どなたでもできるトレーニングなのですが効果は絶大です。雨の日でも、室内でできますよ。

毎日続けると、きっといいことがあります。無理せずできるところからトライしてみてくださいね~。