ご存知の通り、現代は「ストレス社会」と言われています。
皆さん、日々のお仕事、生活、本当にお疲れさまです。
脳は身体の生命維持のため、「楽(らく)」を求めるそうです。
その一方で、トレーニングを目的とする運動は、身体にとって「辛い」ことをします。
この脳の機能を知らずにランニング等のトレーニングをしようとすると、
ジョギングは自分の走りやすいペースばかりで走る
使いやすくて強い筋肉ばかり使い、他の筋肉を使わなくなる
柔らかいフカフカなシューズを選んで買ってしまう
シューズサイズは大きめ・幅広を選んでしまう
こんな感じで皆さん、無意識のうちに「楽」なものを選んでしまいます。
「脳」はストレスを遠ざけようとします。しかし実は「ストレス」がトレーニングの効果を出す、
大事な要素のひとつでもあります。
毎朝の通勤・通学を思い出してみてください。わりと早足で歩いてませんか?
そこで、少しだけゆっくり歩いてみてください。
あれ?歩きにくい。それが脳にとって「ストレス」になります。
なぜ、ゆっくり歩くとストレスを感じるのか。
早足で歩くと、身体のバランスの悪さを「ごまかす」ことができるからです。
ゆっくり歩くと片足で身体を支えている時間が長い分、バランスを取ろうとして様々な筋肉に刺激が入ります。
筋肉は使うことで脳がそれを意識し、使えるようになるのです。これが「トレーニング」です。
ゆっくり安定して動けない人は、そのまま動きに速さを求めても限界は見えています。
それがあなたの伸びしろです。