身体の「ブレーキ」を外す

一生懸命走っているのに、疲れるだけで前に進まない・・・。

ランニングフォームや視線などを意識しているつもりなのに、却ってブレーキが掛かってしまうことがあります。

 

その「ブレーキ」を外す方法をひとつ、ご提案しますね。

 

考え方は、普段使っていない筋肉を刺激し使える筋肉に変え、現在過剰に使用している筋肉の負担を減らします。

これにより偏った身体のバランスを真ん中に戻し、よりたくさんの筋肉を使って運動できるようにしていきます。

 

具体的な方法として、当店のスクールでおススメしている練習のひとつ「ラインウォーク」をご紹介します。

これは一本の線の上をゆっくり歩くというトレーニングです。行うにあたり、いくつかポイントがあります。

 

練習前に「5分間」行って下さい。朝出かける前でもOKです。効果は一日持続します。

十分な効果を得るために、シューズはジャストサイズを正しい履き方で。

室内で行う場合は裸足がオススメです。家具などにぶつからないよう気をつけて。ふらつく方は近くに壁などが

あると良いでしょう。

 

では、やってみましょうか。

 

膝と爪先は同じく前(進行方向)に向けます。

猫背や前かがみにならないよう、できるだけ視線を前方に。身体の真下に足を着くようにしましょう

(これ大事)。

できるだけ「ゆっくり」歩きます。膝を5秒かけて挙げ、一旦動きを止めて、5秒かけて降ろしていきます。

できる人はおへその高さまで膝を挙げます。

歩幅はできるだけ狭く。よりトレーニング効果が期待できます。降ろした足のカカトが後ろ足の爪先に付くくらいでOK。

 

 

期待できる効果としては・・・

 

使いにくい筋肉、内転筋群や下腹筋(おへそから下)等に刺激が入ります。これらは骨盤を安定させます。

使っていない筋肉を使う事で、脳にそれらが使える事を学習させます。これにより出力の大きな使いやすい筋肉の負担を軽減できます。

脳にとって「使える筋肉」のレパートリーを増やす事で、使う筋肉の偏りを減らすことができます。それにより、身体を本来のバランス位置に戻すことができるので運動効率が上がります。

さらに、その状態を保つことで疲れずに長い距離をより速く走れる身体作りが可能となります。

 

 

どなたでもできるトレーニングなのですが効果は絶大です。雨の日でも、室内でできますよ。

毎日続けると、きっといいことがあります。無理せずできるところからトライしてみてくださいね~。

足のサイズが小さくて(細くて)シューズが選べない

ランニングシューズについてのお悩みで当店のシューズコンサルをご利用のお客様は少なくありませんが、

その中でも対応が少し難しいのは足のサイズが小さい方々です。

 

現在、大人用でシューズメーカーが発売しているラインアップは、基本的には22.5cmまでとなっています。

しかし日本人の場合、大人でも足長22.0cm以下の方が実は意外と多いのです。

 

そして多くは正しい選び方をご存知なくて、23cmや23.5cmといった大き目サイズを履いているのが現状です。

そういった方々は22.5cmのシューズを正しく履くだけでもフィット効果をすぐ体感していただけます。

 

あと、オススメなのはジュニア用スポーツシューズです。最近のジュニアスポーツの盛り上がりを受けて、

そのクオリティも相当良いものになってきています。子ども用だからと決してバカにできないのです。

 

無理して大人用の大きめサイズを履いているよりよほど幸せになれます。デザインもカッコイイですし。

 

シューズのフィット感を上げるために、もうひとつ気をつけていただきたいポイントとして「足幅」があります。

むしろ足長よりも重要かもしれません。

 

意外かもしれませんが、足とシューズのサイズをチェック&フィッティングしていくのは、

実は足幅に合ったシューズを選ぶためなのです。試し履きが大切なのはこれが大切な理由のひとつです。

特に日本の女性は足幅も細い方が多いので、「正しい履き方」がとても重要です。

 

同じシューズでもAやBウィズなどの細身のモデルは海外通販サイトから入手できる場合があります。

 

様々な理由で買い替えが難しい場合は、シューズを加工してサイズを小さくする事はできませんが、

次善策として厚めのインソールやシューレース(靴ひも)の材質、ソックスの厚みなどである程度のサイズ調整は可能です。

 

ジャストサイズの有効性を知っている方や、今お持ちのシューズサイズが大きいと分かっている方にとっては

オーバーサイズのシューズはストレスでしかありません。

これらの対策を実行することでシューズのフィット感は相当向上しますよ~。

 

まずはTY(とりあえずやってみる)戦法で取り組んでみてはいかがでしょうか。

「私は幅広・甲高」の妄想

今日ご来店のお客様(インソール作製を希望)の靴もオーバーサイズで4Eでした。

 

実際に測ってみると幅はレギュラーサイズ(2E)で足長は25㎝弱なのにシューズは27.5㎝(しかも4E)!

シューズがこれでは仮に機能付きインソールを入れても意味がありません。シューズサイズ見直しをおススメし、

今日のところはお帰りいただきました。

 

年代性別を問わず、こういう靴を履いている方がとっても多いのです。

 

シューズを買う側が自分のサイズを把握していなければ、ひどいシューズを買わされてしまいます。

 

「日本人の足は幅広・甲高」 ああオレも私も。そう思ったあなた、本当にそうでしょうか。

それは恐らく妄想です。誰かに刷り込まれた、誤った情報です。

この仕事をしていて、本当の幅広甲高の人であったお客様は10人にひとりもいないくらい。

 

殆どの現代の日本人の足幅は狭いのです。しかし実際には大きめ・緩い等のシューズを履いているのが実情です。

それにより足の骨の配列が崩れ、足裏のアーチが落ち、「見かけ」の足幅が広くなっています。

 

試しにカカトを床に着けて爪先を真上に向け、リラックスして自分の足を見てください。幅は広いですか?

次に、立ってご自分の足を見てください。さっきより広がりましたね。

これは体重が足に掛かった結果、足のアーチが潰れて足が横方向に広がっているだけなのです。

本来の足幅ではありません。

 

これからも健康でいたいのなら、緩い・大きめシューズを履いてはいけません。

4Eという幅広シューズを大々的に売り出しているメーカーがありますが、「日本人の足に合わせて」というなら殆どの現代日本人はレギュラーウィズより細いのに、なぜ細め幅のシューズを作らないのでしょうか?

簡単です。メーカーも、シューズ売り場も、「日本人は幅広・甲高」とユーザーの心に刷り込んでおいて、

楽に沢山売りたいのです。

緩くて大きめならサッと履けて楽ですから、お客さんは「ああこれでいいや」と思ってしまいます。

 

しかし、その代償はユーザー側が自らの身体の健康を損なうことで支払わなければなりません。

 

「らくらく・ゆったりサイズ」「履きやすい幅広モデル」などの売り文句に、簡単につられないで下さい。

店によっては「専用ゲージを使ってあなたの足幅を計測します」というところもありますが、その計測結果でその適正なシューズサイズが選択できない可能性が少なくありません。何故か?

メーカーが勝手に作ったガイドに沿ったサイズ選定となるなので、本当に必要な正しいサイズは選べないのです。

そして、最も重要なカカト部分の形状、サイズが合っていなければシューズとしての意味がありません。

 

健康のためにウォーキング、ランニングを、スポーツを始める。とてもいいことです。

しかし、履いているシューズが、あなたの健康を損ねるものかもしれませんよ。

オーバープロネーション対策シューズ?

「自分はオーバープロネーションではないが、オーバープロネーション対策されているシューズを履いても

大丈夫か?」お客様からそんなことを質問されました。

 

オーバープロネーション、「過回内」とも言います。うんと分かりやすく言うと「偏平足」のような状態。

 

回内(プロネーション・足内側に潰れる動き)と、回外(サピネーション・外側に倒れるような動き)ですが、

人間の「歩く」「走る」という行為にこのふたつは必ず含まれていて、互いに必要な動きなのです。

 

ただそれがオーバープロネーション(過回内)やオーバーサピネーション(過回外)となると、

それが身体に負担をかけてしまいケガ、故障の原因となります。

 

しかしながら、そもそもどこからがオーバーなのか、そして自分はどちらのタイプなのか、よくわかりません。

ちゃんと調べてもらわないとはっきりしませんし、本当に対策されているモデルがあって、自分とは逆のを履いてしまったら。なんだかあまり良くないのかなと不安になります。

 

もしちゃんと対策されていたら、メーカー指定店や医療機関等で足のタイプを「測定」して、シューズを「処方」する必要がある気がします。そうでなければそのユーザーがケガした途端、メーカーには製造物責任法(PL法)が

適用され、賠償責任が発生してしまいますから。メーカーとしては一番あって欲しくないことです。

 

でもシューズ内側外側どちらかに特別なサポートを入れた場合、その反作用で潰れてしまわないように、

逆の側にもサポートが必要になりますよね。

そうした結果どうなるか。スキー用のハードブーツみたいにガチガチに硬いシューズ誕生です。

 

当店としてはそういう尖ったキャラは大歓迎ですが、まぁそんなシューズは売れないでしょうね。。。

 

でも、ご安心ください。そんなキッチリ対策されたシューズは現在ありません(昔はあったらしいです・・・売る側は大変そう)ので対策してます!というモデルがあってもそう構える必要はなさそうです。

履き比べると違いがあるのはわかるんですけどね。

シューズを買う時は靴底も見てね

ランニングシューズを買う時に、ほとんどの皆さんはチェックしていない事があります。

それはシューズの足型です。

 

足型?シューズを上から見ても、どれも同じように見えますよね。

そこで、裏返ししてソール(靴底)を他のシューズと見比べてみましょう。

 

あるシューズのソールは、カカトから爪先までバナナのように内側へカーブしています。

このようなタイプのシューズは「レース用」スピードタイプになります。

カーブが強くなればなるほど、メインエンジンである脚の外側の筋肉が使えるのでスピードを出して

走りやすいのです。その代わり、足にトラブルがあってもシューズからのサポートは期待できません。

レースやスピードトレーニングに適したシューズで、ジョギングには不向きです。

 

一方のシューズはカカトから爪先までほぼ真っ直ぐです。

このタイプはキロ6~7分で走れる「トレーニング用」シューズです。

靴底がストレートだと、脚の外側の筋肉が使いづらくなるので少し走りにくく感じます。

その代わりサブエンジンである内側の筋肉に刺激が入ります。

この筋肉が使えるようになると脚の内外筋肉による「ハイブリッドエンジン効果」が期待できるのです。

しかし実は脳にとっては使いにくく、しかも脚を強く速く動かすと刺激が入りづらいので鍛えにくい筋肉です。

それにはこのようなストレート靴底でキロ6~7分でゆっくり走るトレーニングが効果的なのです。

 

そのシューズの使用目的が靴底の形で判断できるんです。知ってましたか?

 

では、バナナの様に曲がった靴底のレース用シューズでゆっくり走ったらどうなるのか?

使いやすい強い筋肉しか使わないのでトレーニングの効果があまり期待できないだけではなく、

サポート機能が殆どないので、そのまま走り続ければ故障の原因となってしまう可能性が高くなります。

 

最近のシューズを見ると、メーカーとしては沢山売りたいので、機能より売れるモノを優先します。

トレーニングモデルと謳っていても、実は走りやすい靴底カーブの強いシューズをラインアップしています。

 

走りやすければ売れるだろう。サポート機能も抜けば安く軽く作れるし。それがメーカーとしての本音なのです。

毒にも薬にもならない「何でもござれシューズ」誕生です。

 

トレーニングとして効果のあるシューズを探している方は、まずは靴底を色々比較してみてください。

意外なメーカーが、こんなキャラのシューズを!?と驚くかもしれません。

学校の運動場はなぜ土なの?

足が速くなりたいと息子が言い出してから、かれこれ約2年半、練習に付き合っています。

自宅前のアスファルト道路を使ってトレーニングしているのですが、通っている小学校は土の運動場です。

 

彼に土とアスファルト、どっちが走りやすい?と訊くと、少し考えてから「どっちも走りやすい」と答えました。

少し意外でしたが、走る動きがだんだんできているのかなと、ちょっと嬉しくなりました。

 

小学校や中学校など、運動場の多くは土が使われています。これは何故か、考えてみたことはあるでしょうか。

表面が細かい砂や土で、一見走りにくそうです。実際走ってみると、蹴るように走れば少し滑っている様な感覚があります。

スピードを落とさずに曲がろうとすると、スリップして転んでしまいます。

 

何で土なんだ?アスファルトとかにすればいいじゃないか。滑らないから転ばないだろう?効率いいじゃん。

そう思った方もいらっしゃるでしょう。

 

実は、運動場に土や砂が使われている理由として「安全」があります。

 

子どもは身体のバランスを取ることが少し苦手です。なのでよく転びます。思いっきり走って、その勢いのままステーン!と転ぶことも「子どもあるある」ですよね。

転んだ時は、表面の砂や土で身体が滑ります。ダメージを逃がしてくれているのです。もちろん少し擦り傷ができたりしますが、多くの場合はその程度のケガで済みますよね。骨折するようなことも少ないですし。

それに気温が高くても低くても、アスファルトやコンクリートと比較すると身体への影響は少ないですから。

 

これがアスファルトの硬い地面だったらどうでしょう?

滑らないので恐らく接地した皮膚は殆ど剥がれるようにダメージを受けるでしょう。地面が硬いと骨も折れてしまうかもしれません。頭を打ってしまえば、脳も強い衝撃を受けてしまいます。

熱しやすく冷めやすいので、気温によって身体が受ける影響も少なくなさそうです。

 

表面が砂や土だからこそ、子どもたちは思いっきり駆け回ることができるのですね。

 

さて、走る練習をする場所はどんなところが理想的なのでしょう?

 よく手入れされている硬めの芝生なんかいいかもしれませんね。でもそんなところはなかなかないかなぁ。

見にくいデコボコもありますから、それに足を取られて挫くかもしれませんね。

 

それだったら、アスファルトを使って練習するのも悪くないかと思います。少しクッション性のあるシューズで

固い路面からの衝撃をいなしても良いかもしれません(ふかふかフニャフニャシューズはいただけませんが)。

くれぐれも転ばないように気をつけて。短めのトレーニング時間で効率よくパリッと締めて。シューズはちゃんとカカトで履いて紐も締めて下さいね。

 

土の上も、アスファルトの上も、同じ感覚で走れるようになると、いいことがありますよ~。

皆さんが忘れている「熱中症対策」

8月も終わりだというのに、まだまだ暑い日が続きます。

 

こうなると、やはり引き続き熱中症対策が必要になってきますね。

 

熱中症を軽く考えている方が多く見られますが、もし罹ってしまった場合、本来であれば「絶対安静」にしなければなりません。

免疫力が大幅に失われ、本来の状態に戻るのには安静にしていても3か月かかると言われています。

無理をすると最悪の場合、免疫不全による敗血症などで生命に危険が及びます。

 

今やっておかないと、秋になって本格的にトレーニングやレースを考えていても身体が悲鳴を上げてしまいます。

普段の生活だってそうです。

 

さて、その具体策としては何があるでしょう。

まず、水分補給。そうですね、すぐに思いつくことと思います。

当店でも、スクールのお客様には受講前後に水分を摂るよう、お願いしております。

身体の細胞に十分な水分を与えることが重要です。ウォーターローディングとも言いますね。

 

次には、日焼け対策。これは結構重要です。「スポーツをしている人は日焼けした肌がカッコイイ」なんて

思っているかもしれませんが、それでもアスリートの皆さんはしっかり日焼け止めを塗っています。

そして、肌の露出は可能な限り抑える。日焼けは「やけど」です。治すには身体の免疫力を消費します。軽く考えてはいけません。

 

日焼けと言えば、目。これもしっかりとサングラスで対策します。目は「露出した臓器」と言われ、

決して強いものではありません。紫外線や風、細菌、熱などにさらされ、過酷な環境に置かれています。

この時期はしっかりした性能のアイウェアで保護して下さい。

 

そして皆さんが忘れがちな重要項目。それが「睡眠」です。規則正しい生活です(もちろん食事も)。

スポーツトレーナーは、これがきちんとできているという前提でトレーニングのプログラムを組みます。基本中のkです。

充分な睡眠が摂れていない場合、トップアスリートでも簡単に熱中症に罹るのです。

特にこの時期は、自分が思っている以上に身体が疲労しています。

7時間以上の睡眠時間を確保して下さいね。

 

身体はすぐに変わってくれません。生活改善に取り組んでも効果が出るのは1~2週間かかるでしょう。

それでも、今からでも、未来の自分のために、やる価値はあります。

 

充分な睡眠を摂ってください。

誰でもできることなのです

陸上選手の方がシューズコンサルにいらっしゃいました。

 

意外なことに、アスリートの方にシューズフィッティングをしても「えーっ、そうなんだ」 と驚かれてしまいます。特にスピードアスリートは自身の脚力で走ろうとするためか足部に解放感のようなものを求めてしまい、

知らず知らずのうちにシューズサイズが大きくなる傾向にあるのかもしれません。

 

これまで駅伝など陸上選手の履いているシューズを見てきましたが、意外な事にトップアスリートの方でもなぜか大きめサイズのシューズを履いているようです。特にウィズ(足幅)。

中にはシュータンが見えないような状態までシューレースを締め付けている選手も見られました。

 

流行のカーボンプレート厚底系ランシューズはヒールカウンターを含めどれもアッパーの作りがルーズなので、

日本人特有の「踵が小さく細身幅の足」をホールドできるか疑問です。プレート剛性のあるシューズは、アッパーのホールド性がより重要です。大きめサイズではシューズの性能を引き出せません。

それどころか、ケガなど予期せぬトラブルの元にもなります。

 

オーバーサイズでルーズなシューズの履き方でも、ハーフマラソンや20kmほどの距離でしたらどうにか走れてしまいます。しかし、少なくとも練習用のシューズにおいてはサイズの適正化が必須です。

何故なら履いている時間、走行距離が長いからです。身体に与える影響は決して少なくありません。

 

「正しくシューズを履くこと」が、トレーニング効率を上げ、レースで結果を出し、ケガ・故障を遠ざける有効な方法のひとつです。

 

やろうと思えば、誰でもできることなのです。

 

「引き腕」を意識する

今回はランニングフォームについて。本日当店のスクールでもご提案しました「引き腕」です。

 

腕振りは、ジョグや長距離ラン、特に初心者は身体の前でプラプラさせるだけの方が多く見受けられますが

「ひじ」を後ろにしっかり引く事で反対側の腕も可動域が広がり、両腕の動きに意思が生まれます。

 

腕振りの可動域が大きく取れると、

 

・ラン時の上半身の動きで脚の動きをリードできます。

・上半身と下半身が連動することで、ストライド(歩幅)がさらに大きくなります。

・肩胛骨を使うことで姿勢が良くなり、ブレーキとなる身体の動きが抑えられます。

・姿勢が良くなるので足裏の荷重移動ラインも意識できます。

・足部→膝→股関節と刺激が入り、身体全体で良いバランスが取れます。

・最近流行の厚底シューズを使う際にも不可欠な要素です。

 

 

例えば、ボートを一本のパドルで漕いでいるとしましょう。すると大概の人は手前に引く腕の力で漕ぎます。

でもスピードアップする場合、引き腕を動かしつつ更にパドルの上を持っている手を押すように使うと、疲れずにモア・パワーを出すことができます。

 

魚釣りの場合。片方の手で竿の下を持ち、もう一方の手でその少し上を持ちます。竿を操作する時、通常は上側の手に意識を持って動かしますが、投げ釣りをする場合は、その動きに下側の手の「引き」の動きを追加します。

そうすると竿の動きがグンと加速するので、より遠くまで仕掛けを飛ばすことができます。

 

自転車に乗っているとしましょう。当店の自転車のスクールを受講された方はお分りかと思いますが、

クランク(ペダル)を回す際は踏み込む前足だけではなく、後ろの足の動きも考えることで足の負担は軽く

なります。

 

 

そして、ランニングの場合は「引き腕」がそれです。

 

どうです?押してダメなら引いてみな、じゃないですけど、常識の「逆」に「気づき」があったりしますよ~。

足の甲の痛みへのアプローチ

足の甲の痺れでお悩みのアスリート、ランナーの方は少なくないのではないでしょうか。

 

先日ご来店の、長時間のランで発生する足の甲の痛みに悩まれるお客様のお話。

 

こちらのお客様、シューズコンサルを受けていただいてサイズを見直し、シューズサイズはピッタリなのですが

足の幅が細身なのです。

細身のシューズはラインアップが少なく中々見つかりません。

 

走り始めは良いフィーリングでも1時間もするとフィッテイングが甘くなってしまい、足がシューズの中で

横方向に動いてしまいます。それを嫌って、シューレースをきつめに締めることで対策をしていたのですが、

結果として足甲に負担が集中し、神経を圧迫して痺れが出てしまいます。

 

対策としては、インソールをノーマルからスポーツ用インソールに交換いたしました。

足甲に対策するのではなく、「土踏まず」を整えることが今回のポイントになります。

 

シューズに付属のノーマルインソールは万人向けの柔らかいものです。これをご自身の足に合わせた、

サポート力を強化したものと交換します。

 

このお客様はシューレースをギュッギュに締めあげなくても良くなりました。

シューズ選びのちょっとしたポイント

シューズ売り場に行くと、ものすごい数のシューズが貴方を迎えてくれます。

その中で、自分に合ったシューズを見つけなければいけません。

 

「あー、めんどくさい。誰かオススメなのをパッと出してくれないかなぁ」

ごもっともですが、なかなか難しい注文です。

使用目的や足のサイズ、足の形、予算・・・皆さんバラバラですから。

 

全部スタッフにおまかせだと、下手すればとんでもないシューズを買わされる羽目になるかもしれません!

 

 

今回は、トレーニングタイプのシューズを選ぶポイントをいくつかご紹介します。

 

まず、カカトの補強(ヒールカウンター、ヒールカップ)がしっかり入っているか確かめましょう。

 

カカト部分はシューズの「基本」です。ここが足と合っていないと、サイズ、フィッティングなど全ての基準が

狂ってしまいます。

特に現代日本人の踵の骨は小さいので、ヒールカウンターが弱いとシューズの中で足が動いてしまうのです。

 

シューズの中で足が動けば、

 

! 足とシューズとの摩擦でマメ・靴擦れの原因になります。            

! 足の甲に負担がかかり、そこが痛くなります。                 

! バランスが取りにくくなるので、腰まわりの筋肉に「余計な力」が入ってしまいます。 

! 足がシューズの中で動くのを止めるため足の指で踏ん張ってしまい、黒爪の原因になります。        

 

・・・あー自分だ、なんて方がいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そのヒールカウンター(ヒールカップ)がしっかりしているかどうか、他のシューズと比較しながら手で触って

確かめてください。

硬さ、高さ、幅など形状はどうか。メーカーによっても、シューズによっても違いがあることがわかるでしょう。

 

次に、「履き口」(足を入れる口)を確認して、比べてみて下さい。

ヒールカウンターがダメなシューズはそのサポート力が弱いので、履き口がだらしない感じで広がっています。

シューズを上から見て、履き口が「狭ッ!」っと思えるモノはカカトをしっかりサポートしてくれる期待度高!

です。

・・・中には履き口周りのパッドを厚めにして誤魔化しているシューズもありますのでご注意を。

パッドは使い込むとヘタりますから。

 

トレーニングシューズは様々なトレーニング種目の中で、一番長く履いているベーシックなシューズです。

 

アップ、ジョグなど、比較的ゆっくりのスピードで、バランスを身体に確認させながら行う種目を

安定して行えるよう、しっかりしたトレーニングシューズで足元を固めること。

それがケガ・故障なくトレーニング効果を上げるために、とても大切なんですよ~!

ランニング用シューズの試し履きで気をつけたいこと

スポーツ用シューズを試し履きする際には「普段練習などで使用しているソックスを持って行きましょう」と

言われますよね。

ご存知の通り、ソックスも様々な種類があります。例えば、生地の厚みの違い、爪先やカカトの緩衝パッド、

足裏についている滑り止め、5本指タイプなど足趾が分かれるもの など、機能によって様々です。

 

これらの影響で、同じサイズ表示でも実際のボリュームが変わってきます。

球技など、競技種目によってはソックスでシューズサイズがワンサイズ違ってくる場合もあります。

 

試しに素足でシューズを履いてみると、びっくりするほどサイズ感が大きく感じるでしょう?

 

オススメなのは、特にランニングシューズを試し履きする際は、できるだけ薄手のソックスを履いた上で

行って下さい。

 

特にランニング用シューズは足にぴったりフィットさせることが怪我・故障の予防になります。

 

厚手のソックスを好まれる方もいらっしゃるでしょうが、生地の厚みによる効能はシューレースの締め具合や

ランニングシューズのミッドソールが持つ性能で十分に代用できます。

 

ソックスが原因で大きめサイズや幅広のモデルを選ばないように、お気をつけ下さいね。

スポーツ用シューズのサイズ選び

シューズサイズについては殆どの方が適当に選んでいます。

 

つま先をギュッとつまんだり押さえたりして余裕を確認する方法は未だにシューズ売り場で行われています。

普段履きならまだしも、スポーツ用シューズのサイズを見る方法としてはとても残念です。

 

ではどうすればよいか。

 

まず、前回でご提案した「足の実測サイズ」を思い出してください。測ってみたでしょうか。

このサイズが基本になります。

 

例えば、足長の実測値が25cmでしたら、シューズの箱に書いてあるサイズ「25cm」があなたのサイズです。

えーっ!?という声が聞こえた気がします。殆どの方が実測サイズと同じものを履いたことがないのでは

ないでしょうか。

箱に書いてある25cmというサイズは「実測長25cmの方が履けば合うように作られている」という意味なのです。

 

ですから実際は25cmではありません。インソールを取り出して測ってみると26cmほどあります。

つまり余裕ができるように、中は約1cmほど大きく作ってあります。

 

だからといって今まで大きいシューズサイズを履き続けてきた方には、いきなりこのジャストサイズを履く勇気は

ないかもしれませんね。

 

そこでご提案ですが、まずは実測値から+0.5cmアップしたサイズにトライしてみて下さい。

実測25㎝なら、まずは25.5cmを、ということです。ウィズ(足幅)もレギュラーサイズで充分。

 

そのサイズを履き続けることで、ダブダブののシューズを履き続けて崩れてしまった足の骨のアーチが

回復すれば、次の買い替え時にはジャストサイズ、ひょっとしたら-0.5cmにトライできるかもしれません。

 

かく言うワタクシも、最初は28cm(デカッ!)だったのが、27.5→27cmとなり、現在は26.5cmを履いてます。

足幅はEE(レギュラーサイズ)→E(スリムサイズ)に。ちなみに足長の実測値は270mmです。

ですが26.5cmスリムサイズでも全くキツく感じません。ピッタリフィットです。

と言うか、もう大きめサイズは気持ち悪くて履けません。走れません。いやホントに。

 

「余計な余裕」を削っていってください。これが、スポーツ用シューズのサイズの選び方なのです。

 

メーカーによってはサイズ感が違いますので、必ず試し履きをして下さいね

同サイズでもメーカーの足型によって合わない場合があります。足入れしたらカカトで合わせるのを忘れずに。

スポーツ用シューズを購入する前に

シューズ売り場に行く前に必ずやっていただきたいのは「自分の足のサイズを測る」ことです。

 

当店へご来店いただいたお客様にご自身の足の実測サイズを質問すると、ほとんどの方がご存知でありません。

しかし足のサイズを知らずにシューズのサイズを決めることはできませんよね。

 

まずはご自身の足のサイズ(つま先から踵まで)を測ってください。

この計測した値が、シューズ選びの大事な基準になります。

 

 

では計測方法ですが、

 

①裸足で椅子に腰掛け、膝を90度に曲げた姿勢で計測します。足が全部乗る大きさの紙を用意します。

 

②紙の上に足を置き、「親指つま先」「人差し指つま先」「カカトの一番後ろ」の部分に点で印をつけます。

 

③カカトの点~人差し指つま先を結ぶ線を引き、親指もしくは人差し指どちらか長い方の先端位置で

先程の線上に印を付けます。そこからカカトまでの長さが貴方の「足長」です。左右とも計測してください。

シューズ購入時は、左右どちらか長い方を基準サイズにします。

 

次に足幅の計測です。柔らかい素材の巻き尺か、紐を用意して下さい。

 

④巻き尺(または紐)を足指の付け根で踏んだ状態にします。

 

⑤拇趾球(親指の付け根)と小趾球(小指の付け根)のラインに巻き尺(または紐)を合わせます。

 

⑥足趾の付け根を一周させ足甲の部分で弛ませないように交差させたところで「足囲」を測定します。

紐の場合は印をつけ、その長さを測ります。

 

 

目安ですが、足長と足囲が同じくらいであればレギュラーサイズ(EE)、足囲の値が少なければスリム(E)

もしくはナロー(Dまたはそれより細い)となるようです。

 

どうです?

測ってみると、自分のサイズが思ったより小さく、細いことに驚いたのではないでしょうか。

 

 

大事なのは「自分の本当のサイズ」を知ることです。重要なポイントは椅子に腰掛けて測ること。

立って計測すると体重が足に掛かって足のアーチが広がってしまい、足長・足幅が実際より大きくなって

しまいます。

これが「幅広の足」の誤解の原因なのです。

 

実はこんな当たり前のことがシューズ売り場のスタッフもできていません。

ランニングアップシューズに求められるもの

「柔らかい!」 「軽い!」 「クッション性抜群!」

なぜか大勢の方はトレーニングシューズを選ぶ時に、これらのような「楽」を求めてしまいます。

ランニング初心者だけでなくベテランでも同じです。

 

だからシューズメーカーや売り場も、お客に「楽」をイメージさせる戦略です。その方が「楽」に売れますから。

ですが、そのシューズがあなたの使用目的に合っているとは限りません。外れている場合が殆どです。

 

思い出して欲しいのですが、トレーニングとは本来「しんどい」ものです。

そのトレーニングに「楽」を求めるのはどうなんでしょう?本末転倒な気がします。

 

しかもその「楽」を求めた結果は、実は身体にとっては「良くない負荷」になっています。

 

トレーニング用シューズにとどまらず最近の靴は「楽」を追求し過ぎ、本来の靴の意味を失う傾向にあります。

当たり前ですが、力の伝達スピードはその材質が硬いものほど速く移動します。

 

シューズを柔らかくフカフカにすれば力の伝達時間は遅くなり、股関節や膝関節、足首に負荷が増えます。

長時間かつ長期間の運動での身体への負荷はかなり大きなものとなります。

 

結果、足底腱膜炎や膝痛、シンスプリントなどの故障を増やす原因となっています。

 

硬くて、足の動きをコントロールされるランニングシューズはストレスを感じるかもしれません。

でも、それこそが良いトレーニング効果をもたらすことを忘れていませんか?

そして、そんなシューズが結果的に足を守ってくれることを知っていますか?

 

普段履きとの違いがそこです。

良いトレーニングシューズとは、柔らかくも軽くもフカフカでもない。

まぁ、売る側にとっては売りにくいシューズですね。

 

それだからか、お店のラインアップには置いてないところも多くなってきました。

それを必要としているお客さんも困っています。

 

シューズによっては健康のための運動が身体に「余計な」負荷をかけているかもしれません。

 

シューズを、お店を、選ぶのはあなたです。賢い買い物を。

「良い姿勢(フォーム)」って?

ランニングセミナーなどでも「良い姿勢で走りましょう」と指導されたことがあると

思います。

良い姿勢って何でしょう?

 

ランニングに限らずスポーツにおいて、良い姿勢というのは「余計な力や無駄を省いた」結果だとワタクシは考えています。

 

骨格や関節そして筋肉の働きや動きに、できるだけストレスが掛からない動き。

それが体得できたら身体も軽く動くのだろうな、ということはわりと簡単に想像できますよね。

 

想像してみて下さい。あなたは今からトレーニングしようとしています。

例えばスクワット。

 

ところが、あなたの立っている場所が

フカフカのベッドマットの上だったら?・・・やりにくいですよね。

 

ズルズル滑りやすいところだったら?・・・左右で傾きが違う場所だったら?

 

満足に動けませんよね。バランスを取ろうと踏ん張ったりして余計な力が必要です。

スクワットどころではありません。

 

身体をストレスなく動かす大前提として、どこにもストレスが掛かっていない状態を作ることがまず必要です。これを0(ゼロ)点とすると、

 

シューズが足に合っていない(オーバーサイズなど)状態では無意識に踏ん張ってしまいますので余計な力を使っている分マイナスになっています。

ストレスが掛かっている状態です。

 

その状態で身体を動かそうとすると、どこかに無理が掛かります。

例えば足首、膝、腰、肩、首。

そのまま運動を続けていれば、掛かり続けた無理は「故障」となって現れます。

 

一生懸命トレーニングしたのに!思ったような効果もないどころか、故障で身体が動かせません。

痛みが取れるまで休んで治療、また遅れを取り戻すべくトレーニング。

でも根本が改善されていないので、また故障。。。治療。。。

 

この「負のスパイラル」から抜けられない人が大勢いらっしゃいます。

 

その状態から抜け出すためには?「根本」を改善しましょう。それは「足元」です。

足のサイズにピッタリ合った、しっかりした造りのシューズ。インソール。

これを正しく履く。

 

これができて初めて、自分の0(ゼロ)点に立つことができます。

ストレスの掛からない、トレーニング効果が期待できるポジションを獲得することが

できます。「良い姿勢(フォーム)」を獲得する最短コースです。

 

気持ちよくランニングを、スポーツを楽しみたい!それが貴方の望んでいることなら、

躊躇している時間はないはずですよ~!

身体の「ブレーキ」を外す

一生懸命走っているのに、疲れるだけで前に進まない・・・。

ランニングフォームや視線などを意識しているつもりなのに、却ってブレーキが掛かってしまうことがあります。

 

その「ブレーキ」を外す方法をひとつ、ご提案しますね。

 

考え方は、普段使っていない筋肉を刺激し使える筋肉に変え、現在過剰に使用している筋肉の負担を減らします。

これにより偏った身体のバランスを真ん中に戻し、よりたくさんの筋肉を使って運動できるようにしていきます。

 

具体的な方法として、当店のスクールでおススメしている練習のひとつ「ラインウォーク」をご紹介します。

これは一本の線の上をゆっくり歩くというトレーニングです。行うにあたり、いくつかポイントがあります。

 

練習前に「5分間」行って下さい。朝出かける前でもOKです。効果は一日持続します。

十分な効果を得るために、シューズはジャストサイズを正しい履き方で。

室内で行う場合は裸足がオススメです。家具などにぶつからないよう気をつけて。ふらつく方は近くに壁などが

あると良いでしょう。

 

では、やってみましょうか。

 

膝と爪先は同じく前(進行方向)に向けます。

猫背や前かがみにならないよう、できるだけ視線を前方に。身体の真下に足を着くようにしましょう

(これ大事)。

できるだけ「ゆっくり」歩きます。膝を5秒かけて挙げ、一旦動きを止めて、5秒かけて降ろしていきます。

できる人はおへその高さまで膝を挙げます。

歩幅はできるだけ狭く。よりトレーニング効果が期待できます。降ろした足のカカトが後ろ足の爪先に付くくらいでOK。

 

 

期待できる効果としては・・・

 

使いにくい筋肉、内転筋群や下腹筋(おへそから下)等に刺激が入ります。これらは骨盤を安定させます。

使っていない筋肉を使う事で、脳にそれらが使える事を学習させます。これにより出力の大きな使いやすい筋肉の負担を軽減できます。

脳にとって「使える筋肉」のレパートリーを増やす事で、使う筋肉の偏りを減らすことができます。それにより、身体を本来のバランス位置に戻すことができるので運動効率が上がります。

さらに、その状態を保つことで疲れずに長い距離をより速く走れる身体作りが可能となります。

 

 

どなたでもできるトレーニングなのですが効果は絶大です。雨の日でも、室内でできますよ。

毎日続けると、きっといいことがあります。無理せずできるところからトライしてみてくださいね~。

身体の「ブレーキ」を外す

一生懸命走っているのに、疲れるだけで前に進まない・・・。

ランニングフォームや視線などを意識しているつもりなのに、却ってブレーキが掛かってしまうことがあります。

 

その「ブレーキ」を外す方法をひとつ、ご提案しますね。

 

考え方は、普段使っていない筋肉を刺激し使える筋肉に変え、現在過剰に使用している筋肉の負担を減らします。

これにより偏った身体のバランスを真ん中に戻し、よりたくさんの筋肉を使って運動できるようにしていきます。

 

具体的な方法として、当店のスクールでおススメしている練習のひとつ「ラインウォーク」をご紹介します。

これは一本の線の上をゆっくり歩くというトレーニングです。行うにあたり、いくつかポイントがあります。

 

練習前に「5分間」行って下さい。朝出かける前でもOKです。効果は一日持続します。

十分な効果を得るために、シューズはジャストサイズを正しい履き方で。

室内で行う場合は裸足がオススメです。家具などにぶつからないよう気をつけて。ふらつく方は近くに壁などが

あると良いでしょう。

 

では、やってみましょうか。

 

膝と爪先は同じく前(進行方向)に向けます。

猫背や前かがみにならないよう、できるだけ視線を前方に。身体の真下に足を着くようにしましょう

(これ大事)。

できるだけ「ゆっくり」歩きます。膝を5秒かけて挙げ、一旦動きを止めて、5秒かけて降ろしていきます。

できる人はおへその高さまで膝を挙げます。

歩幅はできるだけ狭く。よりトレーニング効果が期待できます。降ろした足のカカトが後ろ足の爪先に付くくらいでOK。

 

 

期待できる効果としては・・・

 

使いにくい筋肉、内転筋群や下腹筋(おへそから下)等に刺激が入ります。これらは骨盤を安定させます。

使っていない筋肉を使う事で、脳にそれらが使える事を学習させます。これにより出力の大きな使いやすい筋肉の負担を軽減できます。

脳にとって「使える筋肉」のレパートリーを増やす事で、使う筋肉の偏りを減らすことができます。それにより、身体を本来のバランス位置に戻すことができるので運動効率が上がります。

さらに、その状態を保つことで疲れずに長い距離をより速く走れる身体作りが可能となります。

 

 

どなたでもできるトレーニングなのですが効果は絶大です。雨の日でも、室内でできますよ。

毎日続けると、きっといいことがあります。無理せずできるところからトライしてみてくださいね~。

「良い姿勢(フォーム)」って?

ランニングセミナーなどでも「良い姿勢で走りましょう」と指導されたことがあると

思います。

良い姿勢って何でしょう?

 

ランニングに限らずスポーツにおいて、良い姿勢というのは「余計な力や無駄を省いた」結果だとワタクシは考えています。

 

骨格や関節そして筋肉の働きや動きに、できるだけストレスが掛からない動き。

それが体得できたら身体も軽く動くのだろうな、ということはわりと簡単に想像できますよね。

 

想像してみて下さい。あなたは今からトレーニングしようとしています。

例えばスクワット。

 

ところが、あなたの立っている場所が

フカフカのベッドマットの上だったら?・・・やりにくいですよね。

 

ズルズル滑りやすいところだったら?・・・左右で傾きが違う場所だったら?

 

満足に動けませんよね。バランスを取ろうと踏ん張ったりして余計な力が必要です。

スクワットどころではありません。

 

身体をストレスなく動かす大前提として、どこにもストレスが掛かっていない状態を作ることがまず必要です。これを0(ゼロ)点とすると、

 

シューズが足に合っていない(オーバーサイズなど)状態では無意識に踏ん張ってしまいますので余計な力を使っている分マイナスになっています。

ストレスが掛かっている状態です。

 

その状態で身体を動かそうとすると、どこかに無理が掛かります。

例えば足首、膝、腰、肩、首。

そのまま運動を続けていれば、掛かり続けた無理は「故障」となって現れます。

 

一生懸命トレーニングしたのに!思ったような効果もないどころか、故障で身体が動かせません。

痛みが取れるまで休んで治療、また遅れを取り戻すべくトレーニング。

でも根本が改善されていないので、また故障。。。治療。。。

 

この「負のスパイラル」から抜けられない人が大勢いらっしゃいます。

 

その状態から抜け出すためには?「根本」を改善しましょう。それは「足元」です。

足のサイズにピッタリ合った、しっかりした造りのシューズ。インソール。

これを正しく履く。

 

これができて初めて、自分の0(ゼロ)点に立つことができます。

ストレスの掛からない、トレーニング効果が期待できるポジションを獲得することが

できます。「良い姿勢(フォーム)」を獲得する最短コースです。

 

気持ちよくランニングを、スポーツを楽しみたい!それが貴方の望んでいることなら、

躊躇している時間はないはずですよ~!

「良い姿勢(フォーム)」って?

ランニングセミナーなどでも「良い姿勢で走りましょう」と指導されたことがあると

思います。

良い姿勢って何でしょう?

 

ランニングに限らずスポーツにおいて、良い姿勢というのは「余計な力や無駄を省いた」結果だとワタクシは考えています。

 

骨格や関節そして筋肉の働きや動きに、できるだけストレスが掛からない動き。

それが体得できたら身体も軽く動くのだろうな、ということはわりと簡単に想像できますよね。

 

想像してみて下さい。あなたは今からトレーニングしようとしています。

例えばスクワット。

 

ところが、あなたの立っている場所が

フカフカのベッドマットの上だったら?・・・やりにくいですよね。

 

ズルズル滑りやすいところだったら?・・・左右で傾きが違う場所だったら?

 

満足に動けませんよね。バランスを取ろうと踏ん張ったりして余計な力が必要です。

スクワットどころではありません。

 

身体をストレスなく動かす大前提として、どこにもストレスが掛かっていない状態を作ることがまず必要です。これを0(ゼロ)点とすると、

 

シューズが足に合っていない(オーバーサイズなど)状態では無意識に踏ん張ってしまいますので余計な力を使っている分マイナスになっています。

ストレスが掛かっている状態です。

 

その状態で身体を動かそうとすると、どこかに無理が掛かります。

例えば足首、膝、腰、肩、首。

そのまま運動を続けていれば、掛かり続けた無理は「故障」となって現れます。

 

一生懸命トレーニングしたのに!思ったような効果もないどころか、故障で身体が動かせません。

痛みが取れるまで休んで治療、また遅れを取り戻すべくトレーニング。

でも根本が改善されていないので、また故障。。。治療。。。

 

この「負のスパイラル」から抜けられない人が大勢いらっしゃいます。

 

その状態から抜け出すためには?「根本」を改善しましょう。それは「足元」です。

足のサイズにピッタリ合った、しっかりした造りのシューズ。インソール。

これを正しく履く。

 

これができて初めて、自分の0(ゼロ)点に立つことができます。

ストレスの掛からない、トレーニング効果が期待できるポジションを獲得することが

できます。「良い姿勢(フォーム)」を獲得する最短コースです。

 

気持ちよくランニングを、スポーツを楽しみたい!それが貴方の望んでいることなら、

躊躇している時間はないはずですよ~!